盤を、止められない。
浄水場の電気室だった。盤を止めたら、水が止まる。
活線の状態で作業を進めなければならない。感電リスクを常に意識しながら、盤に触れないよう慎重に動く。通常の空調工事とは、緊張感がまるで違う。
加えて、既存のダクトが大きかった。撤去するだけで一苦労。狭い電気室の中で、大きなダクトをどう切り離して搬出するか——段取りを何度も組み直した。
Fig. 01 / 機器吊り下げアンカーの引張試験(現場の段取り作業)
提案して、褒めてもらえた。
仕上がりについて、監督員に提案した。「こうした方がきれいに収まります」——そう伝えて、実際に施工した。
結果は、褒めてもらえた。提案が通って、仕上がりが認められた瞬間は、やっぱり嬉しい。現場では「言われた通りやる」だけじゃなく、「こうしたらどうか」を提案できる人間でいたいと思っている。
浄水場のポンプ所の電気室のエアコン工事だったので、少しなりでも人の生活を支えていることを誇りに思います。
— K.H / 管工事 13年
街の水を、少しだけ守った。
浄水場は、普段は目に入らない。でも、蛇口をひねれば水が出る。その裏側に、こういう現場がある。
盤を止めずに空調を入れ替えた。ダクトを撤去して、提案が通って、きれいに仕上がった。自分が関わった設備が、これからもずっとそこで動き続ける。それだけで、十分誇らしい。
Fig. 02 / 真空引き完了(冷媒充填前の最終確認)